ジムの経営には様々なビジネスの観点があり、様々な人間がいる。そのなかで正しい判断を行いジムの経営を導くことがジムマネージャーの主要なテーマだ。
チーム・クエストはただ単にプロのためのジムではなく、楽しみのために訪れるアマチュアたちのものでもある。ビジネスの観点から言えば、専業主婦がプロを志すような環境を維持することは困難なことでもある。
「スタッフやコーチは、アットホームでフレンドリーな環境を保ちつつそれでいてなお、世界的に恐れられるジムの名声を維持しなくてはならない。それが最も困難だと言える。
ひとそれぞれ各々の経営スタイルがあるけど、経営者は関係者それぞれにゴールを意識させ、各々が重要なパートであることを意識させる必要がある。もしあなたが彼らを大事に思うなら、彼らがそれぞれの最大限の貢献を果たす手助けをすることができる。」
コミュニケーション能力はジムを経営するときに大きな助けになる。MMAであろうとなかろうと、ジムの経営はカスタマーサービスであり、そして顧客は自分の話を聞いてほしいと思うからだ。もしかしたら、あなたはファイターとはそのなかでも最もコミュニケーションが困難な部類であると思うかもしれない。しかし、マッケンドリーの経験によれば、それはどうやら違うようである。
「ファイターたちはジムのなかで最も働きやすい人種だ。ほとんどの場合において彼らは謙虚であり、かつリスペクトフルな人間だからだ。ただプロになりたいのに、それに見合う努力をしようとしない人間がいるなら、やっかいなことになるね。ファイターは基本的に巨大なエゴを持っているものだから。
もしあなたが、それぞれが達成したことに敬意を払うことができる人間なら、それは問題ではない。しかし暴君のように振る舞い、メンバーをただ高圧的に従わせようとするなら問題だ。それはジムだけでなく他のビジネスについても顧客を相手にする場合において同様に言えるだろう。」
個人によってなされたあらゆる成果、特にそれぞれの身体によって達成たれた事柄は全て尊重されるべきものである。これはマッケンドリー自身のアスリートとしての経験から導き出されたものである。
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