2014年12月15日月曜日

MMAジムを経営したい? ①




総合格闘技(MMA)の急速な発展により、より多くの人間がMMAビジネスの世界で成功することを夢見るようになった。

 

スコット・マッケンドリーはオレゴン州にあるチーム・クエストでゼネラルマネージャーになる道を見つけた。チーム・クエストはかつてランディ・クートゥア、ダン・ヘンダーソン、マット・リンドランド、ネーサン・クアリー、クリス・リーベンやチェール・ソネンといった名だたるファイター達が在籍していたことでも知られる。

 

しかし、いったいどのようにしてMMAジムのゼネラルマネージャーになることができるのだろう。

 

スコット・マッケンドリーとチーム・クエストとの関係は2005年から始まる。MMAという競技の過酷さ・熾烈さは、しかし元プロ・ラグビー選手である彼にはさほど問題にはならなかった。

 

カナダ代表としてプレーした経歴をもつ彼だったが、しかしMMAのトレーニングはただ警察官になるためのものであり、プロのファイターになるためのものではなかった。

 

MMAのコーチとして知られるロバート・フォリス(その当時はチーム・クエストでゼネラルマネージャーをしていた)はある日、マッケンドリーをチーム・クエストのインストラクター講習に誘う。そしてその講習が終わらないうちに、彼にゼネラルマネージャーのポジションが打診された。 

 

「僕はオレゴンのサレムで最高級の調理台をオートキャドで設計する仕事をしていたんだ。ポートランドに生活しながらね。通勤時間も毎日2時間はかかる。そのうえ、毎夜TQIC(チーム・クエスト・インストラクターズコース)講習も受けていた。けどそんなある日、講習のまだ半ばでマットとロバートが訊ねてきたんだ。プロになりたいか?ってね。」

「僕の答えは“No”だった。僕は昔ラグビーをしていたから、ハイレベルな領域でプレーするには多大な努力と犠牲が必要だってことを理解していたからね。それよりも僕は家族の暮らしを優先したかった。」

「その僕の答えはマットとロバートが決断をする決め手になったようだね。プロのファイターになる情熱を持っているうちはジムの経営はできないから。その次の日には仕事中にマットから電話が掛かってきて、来週から仕事を頼めるかと言われた。突然のことだったけど、僕は断固たる決意(辞める意志)をそのとき勤めていた会社に伝え、その2週間後にこの仕事を始めたんだ。」

 

Want to Manage an MMA Gym? Becca Borawski Jenkins  Managing Editor Breaking muscle より引用・翻訳 

 

 
 

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