2014年11月29日土曜日

UFCとネート・ディアズ 「オレは過小評価されているし、ろくな金をもらっていない」 ①


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交渉の決裂により停滞していた契約のトラブルをクリアし、UFCにネート・ディアズが帰ってくる。

 
ディアズはグレイ・メイナードを2RでKOして以降、契約のトラブルのため長い休息を取ることになった。彼はより良い報酬を得ようと交渉に挑んだが、その願いが叶うことは無かった。

 
ダナ・ホワイトがネート・ディアズのことを「針を動かせないファイターだ」と言ったとき、その言葉は契約が更改されない理由がネートの人気不足にあること示唆していた。商業的な価値が無い者には相応の報酬しか与えられない、二連勝では十分ではない、ということらしい。しかし、どうやらネートにとって問題の論点はどうやら異なる場所にあるようだ。彼が言うには、ダナ・ホワイトがタイトル戦後に契約が更改される可能性があることをほのめかしていたらしいのだ。


UFC's Nate Diaz: I'm 'underappreciated, underpaid, under-all-kinds-of-sh-t'
By: Mike Bohn November 12, 2014 3:30 pm  MMA JUNKIE より翻訳・引用

 

2014年11月13日木曜日

”ショーグン”・フア : これからのことについて、チームと話をしたい

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ブラジル、ウベルランジア。二度目の連敗は前王者マウリシオ・“ショーグン”・フアの夢―ベルトの奪還―を再び遠ざけることになった。そしてその夢を叶えるチャンスは二度と来ないだろう。

 

負傷欠場の代わりとしてオヴィンス・サンプルーがUFC Fight Night 56のヘッドライナーとして舞台に現れた時、マウリシオ・フアに転機が訪れた。それは彼にキャリアについての最終決定とまではいかないが、しかし反省を促した。

 

「負けるのは最悪だ。そして特にこの階級、ライトヘビー級やヘビー級では一発のパンチで勝負が決まってしまう。この敗北を受け止め、前へ進むためにもチームと話す必要がある。」フアはこのように語る。「しかし負けるのは本当にクソッタレな気分だ」。

 

ブラジルの前王者は、サンプルーの右手によってキャンバスに沈められた。戦いがカメラの前で始まったその刹那の出来事だった。その後サンプルーは「ファイト・オブ・ザ・ナイト」ボーナスを手に入れる。

 

対照的に、ショーグンはタイトル戦でジョン・ジョーンズに屈しベルトを奪われて以降2勝4敗となる。プライドからUFCへ移籍した時から数えれば6勝4敗となる。

 

瞬く間に試合は終わってしまったが、マウリシオ・フアはこの結果をこの階級特有のパワーによるものと考え、自らの進退に関わる問題とはしない。

 

「以前にも強烈な打撃をもらうことはあったが、今回はその中でもとびきりクリーンで幸運なやつだった。そして俺はミスをした。」ショーグンは語る。

 

ミドル級へ階級を下げることは以前から噂されていた。しかし、この噂は本人によって即座に否定された。その後、ショーグンはジェームズ・テ・フーナにノックアウトで勝利し、そしてその後の3月に行われたダン・ヘンダーソンとのリマッチでは逆にノックアウト負けを喫する。

 

たとえショーグンのランキングが現在10位(USA TODAY Sports/MMAjunkie’s MMA light heavyweight rankings )だとしても、たとえどのような決断を下そうとも、その道は決して簡単な道ではない。




Shogun' Rua: I'm going to talk to my team, think about the future after loss
By: and November 9, 2014 4:15 am   MMAJUNKIE より翻訳・引用


2014年11月11日火曜日

フロリダでの民事事件が棄却されたため、UFCはアンソニー・ジョンソンの復帰をクリアーなものにした

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ライトヘヴィー級のファイターアンソニージョンソンはフロリダでの訴訟が棄却されたことにより、UFCに復帰することがプロモーションによって公式に報じられた。

 

プロモーションによれば、「UFCによって独自に行われた調査によって今回の件に終息がもたらされた。これによってジョンソンはUFCの舞台に戻ることが許されることになる。結果として、UFCは年明けのジョンソンのマッチメイクを模索する運びとなった。」
 

申し立てられたベリンダ・ケリーは、ジョンソンとの間にできた二児の母でもある。彼女は先週、自主的に渦中のファイターからの保護を解除してもらうようパルム・ビーチ裁判所に申し出た。当サイトが独自に入手した棄却書のコピーによると、元妻ケリーは「聴聞会に現れ、そして自主的に申し立てを棄却する希望を伝えた」。

 
ジョンソンは申し立て以降、UFCの活動を停止せざるを得ない状態が続いていたが、しかし彼の弁護士は一貫してジョンソンの潔白を主張していた。

 

今回の一連のドメスティックバイオレンスに関するニュースはBloodyElbow.com.によって明るみに出たものである。その初出の記事によれば、九月、ジョンソンの元妻であるケリーは警察を呼びそしてジョンソンの友人から脅迫されたこと、さらにジョンソン自身から暴力を受け、歯を二本失ってしまったことを訴えた。

 

ジョンソンの名前は以前にも警察の調書に浮かび上がった。今回の件と同様に、以前交際していた別の女性に暴力をふるった疑いのためだ。ジョンソンはその女性が勤務する武術クラスで彼女を暴力的に扱い、そして脅迫的なメッセージを残したとされる。女性は起訴を望みはしなかったが、しかし代わりに事件を記録することを望んだ。ジョンソンはそのような悪事はいっさい無かったと主張、「彼女とは良い友達である」とコメントとした。

 

この事件にかかわるやり取りはジョンソンの復帰となるUFC172対フィル・デイビス戦の一ヶ月前のことだった。その戦いでフィル・デイビスを倒し、さらにはUFC on FOX においてアントニオ・ホジェリオ・ノゲイラを破る活躍を見せるも、その矢先に今回の騒動である。この事件の直前まで、タイトル挑戦権をかけてアレクサンダー・グスタフソンと闘う計画もあった。

 

「我々はドメスティックバイオレンス、セクシャル・アサルト、またいかなるそれ以外のいかなる暴力にたいして寛容な態度はとらない」とUFCは公式に発表した。「我々はこのような事例にたいして徹底的な調査を行い、そして適切な処置を実行する。」

 

ジョンソン(184 MMA, 9-4 UFC) は現在USA TODAY Sports/MMAjunkie MMA light heavyweight rankingsにおいて5位にランクインしている。直近の試合は7月に行われたアントニオ・ホジェリオ・ノゲイラ戦(UFC on FOX 12)で、ノックアウト勝利を飾り復帰後二連勝を記録した。
 



Civil case against Anthony Johnson dismissed in Florida, UFC clears fighter to return
By: Steven Marrocco November 6, 2014 5:00 pm MMAJUNKIEより翻訳・引用